息子を連れ去られて当事者になりたての頃、救いを求めたく同じ境遇の方々の集まりに参加しました
参加している方々は、皆さん同じような悲惨な状況下で、藁にもすがりたい方々ばかり
切羽詰って、思考もまともに回っていなかったかと思います
どうしたら良いのか、右も左もわからない状況で、身を寄せ合う
情報も少なく、何が正しくどう対処したらいいのか答えはない
悲壮感が漂い、前なんか向いていられない状況でした
そんな中で、ふと頭をよぎったことがありました
この人たちを騙そうと考える輩がいたら、それは容易だろうな
冷静な判断が下せないほど、追い込まれた人々
赤子の手をひねるよう、そんな表現が当てはまる
そんなことを考えていたことが記憶があります
もし、そんな輩がいたら、僕は絶対許さない
そんなことを考えて
そして、僕は詐欺に遭いました
詐欺師に遭いました
しかも、それは当事者の中に潜んでいたのです