思い出~階段を下りる君

仕事を終えて、自宅に帰ってきました。

離婚しても、家族と過ごしたこの家に僕だけが未だに残っているわけですが、
この家の所々、いや全てに思い出がいっぱいです。

特に今日のように、仕事から帰宅して、疲れからか、寂しいと感じた時に、
家族がいた頃のことをよく思い出します。

今日は、階段についてのエピソードです。
まだ息子のすーくんが起きている時間に、帰宅すると、
玄関の鍵を開けるガチャという音でわかるんでしょうね、
「パパー」と張り裂けんばかりの声(悲鳴に近い)で、
僕の帰りを喜んでくれました。

僕の家は、2階が居間になっているので、
僕の帰宅がわかると、1階に降りて来てくれるんです。

まだ短い足で、慎重に一歩ずつ、手すりをしっかり掴みながら、
「よいしょよいしょ」と一生懸命、降りて来てくれるんです。

すーくん

パパは君のことが大好きです。

君が2歳の頃で、もう十分に歩ける頃の話です。
パパが仕事から帰ると、「パパー」と叫んで、
君は1階まで出迎えてくれたね。
そのパジャマで、一生懸命に階段を降りる姿。
君は慎重派だから、一段を一歩ずつ一歩ずつ降りてたよ。

パパは未だに鮮明に覚えているんだ。
それで、仕事の疲れなんかふっとんだんだ。

君は、僕が部屋着に着替えるのを待っててくれて。
すぐ抱っこして、一緒に2階に上がっていったね。
君の子供のにおい、体のやわらかさ、体温。
しっかりとパパの腕の中にあるよ。
パパは一生忘れないよ。

君に会いたいです。

鮮明に思い出したら、目頭が物凄く熱いことになってます。
今日はこの辺で失礼します。

泣きパパ


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nakipapa の紹介

2013年4月にバツイチになりました。 最愛の息子とは、年に6回しか会えないことになり、彼への思いを綴っているブログです。
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