弱い父親~レース前日

明日のレースに備え、夕飯を早めに済ませて、部屋で佇んでおります。
レース内容のシミュレーションを始め、息子に想いを巡らせながら。

良い機会なので、息子へのメッセージも込めて、弱音を書き留めておきます。
弱音の告白です。

今更ながらですが、明日のレース、出たくありません。

何故出たくないかというと、レース終盤になると現れる
「歩いちゃおうかな」「止めたら楽だね」という弱い自分が出てくるからです。
悪い問いかけを、しつこくしてくるのです。
どれだけトレーニングしても現れます。

僕は、元来、精神力が強い方ではありません。

語学挑戦という大義を掲げて、一人で海外に放浪した時も、
毎回行くのが嫌で嫌で、飛行機の中で気が滅入っておりました。
もう渡航を断念する理由ばかりを探していた覚えがあります。

そんな弱い自分に対して、過去にトラウマがあります。
遡ること、30年くらい前でしょうか。

親に進められて、3歳から始めたスイミング。
毎週土曜になると気が重くて気が重くて。
今でこそ感謝感謝ですが、当時は何故毎週泳がねばならないのか疑問で仕方なかったです。

そして、小学校低学年の時に、練習が嫌で逃げ出したことがあります。
練習直前で、抜け出して、スイミング教室近くの祖父母の家に逃げたのです。
誰にも何も言わずに逃げ出したので、あわや捜査となる大騒ぎでした。
泣きながら、祖父母の家まで走りました。
プールはどうしたの?という祖父母の問いかけにも、練習終わったと嘘をついて。
その後、逃げ出したことが発覚し、父親が迎えに来て、事は収束しました。

しかし、逃げ出した後には、何も残りませんでした。
いや、逃げ出した記憶だけが、30年経った今でも鮮明に思い出され、心に残ってます。

そんな弱い自分が嫌いで仕方ありません。

だから、逃げずに挑むのです。
楽する自分が嫌いなので、あえて、イバラの道を選ぶのです。
スイミングの練習から逃げ出して以来、そうやってきました。

明日も弱い自分が現れるでしょう。
今から、気が滅入ります。

でも、決して逃げることはしない。
その先に、弱い自分に打ち勝った自分と出会えるから。
逃げていては会えない。

そんなことを息子に伝えたい、想いを馳せながら、
明日のレースを前に、心を新たにしました。

さぁ、明日は4時起きです。

頑張ってきます。
ちょっと早いですが、そろそろ就寝します

nakipapa の紹介

2013年4月にバツイチになりました。 最愛の息子とは、年に6回しか会えないことになり、彼への思いを綴っているブログです。
カテゴリー: 息子へ, 近況報告   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>