【第二章】息子と泣き虫パパ~生き別れの君へ

宮古島二日目（レース前日）

この日は、お昼からトランジションエリアにバイクを預けるバイク預託があります。

選手は大体この日はレース時間に合わせて、スイム会場で試泳することが多いです。
レース時間に合わせることで、気温や潮の流れをシミュレーションできるからです。

ご他聞に漏れず、僕もスイム会場で向かいます。

小雨が降って、ちょっと肌寒いですが、風も弱く、試泳にはちょうどいいくらい

さっそく、海へダイブ！
気持ちいい！

東洋一と言われる宮古島の海は、いつ泳いでも気持ちいいものです。
ニモに出てきそうな魚の群れも。
気持ちよく、1キロくらい軽く泳ぐことができました。

試泳を終えて、ホテルへ
朝食ブッフェでこれでもかというくらいグリコーゲンを貯め込んで

バイクメンテからのバイク預託も無事に済みまして。

そして、最後のレース前ラン

去年はここで、大腰筋を損傷し、爆弾を抱えたままレースに挑むことになりました

今年は慎重に慎重に
ストレッチも入念に
腰を気遣いつつ

おっかなびっくり走り出し

よし！走れる走れる！

レース前、これ以上ないくらい絶好のコンディションです。
昨年の失敗が非常に活きたレース前の状態となりました。
今年はやってやる！そんな気持ちでした。

この後、この浮かれた人間が、またもや暗闇に陥るのに時間を要しませんでした。

うーん、一筋縄ではいかないものです

オープニングパーティ、通称わいどーパーティ
トライアスリート達を鼓舞する集まり
選手宣誓あり、ルール説明あり

トライスリートを迎える炭水化物の祭典（一部です）

強豪トライアスリートとの談話や一年ぶりの再会
惜しくはありますが、早々に引き上げ、ホテルへ

そぉ、明日は朝から、レースを想定し、スタート時間に合わせたスイムシミュレーションです
その為、早めに就寝し、明日に備えます

慎重に慎重に

去年の二の舞にならないように

明日大変な事実が発覚します

GWいかがお過ごしでしょうか。
今日はこどもの日でしたね。

息子がかしわ餅食べたのかなぁ～、鯉のぼり吊るしたかなぁ～、学校で兜作ったかなぁ～なんて考えながら、50km走してきました。
写真は、葛西臨海公園を横切った時に、吊るされていた鯉のぼりです。

さぁ、本題に戻ります。
宮古島に降り立った僕は、早々に選手登録を済ませ、ホテルチェックインしました。
バイクを簡易に組み立て、ホテルをあとに。

向かった先は海。
目的は試泳。

気軽に海で泳げる環境にないものですから、本番ぶっつけはやはり怖いもの。
事前に海での泳ぎ具合を確認したく。

宮古島の海は東洋で一番と言われるくらいですから、やはりキレイですね。
息子と来れる機会あれば、是非連れ回したい海です。

さて、海に到着。
一年ぶりにウエットスーツを着用して。
おっかなびっくり海に入ってみました。

入水したては冷たく感じた海水も泳ぎだすと快適に。
うん、悪くない。

ストロークの感じ、速度、いい感じです。
僕はレースのスイムでの好成績を確信しました。

いいイメージのまま、終えたかったので、1キロも泳がず浜に向かいました。

その時。

サクッ

脚に違和感を感じました。
不安に思い、急いで浜へ。

上がってみてみると、脚の親指から甲、足首にかけて、一筋の線が入っていました。

底の岩で脚を切ってしまったようです。
あちゃー、好調な時こそ、気をつけねばと常に戒めているのですが。
幸いに傷は浅いようです。

痛みもなく、かすり傷程度です。

安堵して、海を後にしました。

さぁ、これからオープニングパーティです。

この傷が後々、大事になろうとは

ストロングマン参戦記2017①

トライアスロンのロング2年目
決意をもって挑むと決めていました
それに向けて、一年トレーニングを積んできました

トレーニングはほぼスケジュール通りにこなし
風邪をひかないように、マスクは常用
早寝を心がけ、必要に駆られる以外はお酒も避けました

レース1週間前には、体重も普段よりも5k減、体脂肪率も10％目前

絶好のコンディション
これ以上はない状態

僕はまたここに降り立ちました

決意を胸に

宮古島トライアスロン、去年完走し、強い人になることができました。
同時に、息子と会うことができなくなった分岐点のレースでもあります。

そんなレースに、今年も無事に完走しました。
今年も強い人になることができました。

レース内容は、今年もタフで過酷な内容でした。
簡単には、「強人」にはならせてくれない。
202kmの中で、何度もくじけそうになりました。

心も体も強くなくては、強い人になれない。

今は、「強人」になれた余韻に浸っております。

次回から宮古島トライアスロンレポートです。お付き合い下さい。

こんばんは。
今、会社の帰りです。

帰ってすぐに、身支度を終えます（まだ終わってないのかい
決戦の時が近づいてきました。
生きて帰れる保証のない戦い（大袈裟

息子に強い父親であるために

いってきます！

宮古島は暴風らしく本当に帰って来れるかわかりません(´Д` )

宮古島決戦まで、1週間となりました
そして、今日でトレーニングの全ての工程を終えました
軽くジョグはするでしょうが、あとはレースを迎えるばかりです
さて、トレーニングのスイム、公共のプールを使っています

休日はいつもお決まりのコースでガシガシ泳いでいて、他の方が同コースに入りにくい迷惑な利用者なのですが（＾-＾;）
そんな中、たまに同コースで一緒に（？）泳ぐ小学生

お母さんと二人でよくくる男の子（低学年）なのですが
お母さんがコーチになって、メニューをこなして

低学年ならではのパシャパシャ泳ぐ感じで微笑ましかったのですが
毎週よく頑張って泳いでいました
1ヶ月ぶりくらいでしょうか、久しぶりに同じコースで泳いだのですが

泳ぎがダイナミックになっているw(ﾟ0ﾟ*)
しかも、スタミナもついてきていて、100mくらいであれば、僕とあまり変わらない速度
トレーニングが終了して、その親子に話しかけました
泳ぎに勢いがついてきたこと、スタミナがついてきたこと
そして、最後に頑張ってね、と

「男子三日会わざれば刮目して見よ」
よく言ったものです

オッサンもまだまだ負けられない
そんなエピソードです

息子も一生懸命何かに打ち込んで欲しい

宮古島決戦まで、2週間となりました
トレーニングも終盤を迎えています

トライアスロンのロングは、ゴールできることが保障されていないので、緊張感を与えてくれます
と言うわけで、今週末もトレーニングでした

昨日のラントレ
天候は曇りでしたが
桜は満開

普段、トレーニング中に脚を止めることはありませんが

40越えてから、さらに桜の魅力を感じています
正確に言うと、年齢を重ねる度に、見方が増すと言うのでしょうか

思わず、収めてしまいました

息子が大きくなって、桜の魅力について話せるようになった時、
この写真を見せて、語りたいと思いました

花見しながら酒を酌み交わす、夢ですね

会いに行こう会いに行こうと思いつつ、ズルズルと時間だけが経過
そろそろ息子は小学2年生になります

息子に会いに行く勇気が持てない理由があります

それは、元義母

元嫁からの着信、メールは拒否しているのですが、
前回、突貫で息子に会いに行った時に、
元嫁からではなく、元義母から僕の携帯にダイレクトでメール連絡があったのです。

メール内容を簡潔に書きますと・・・

・親子の問題を夫婦の問題に置き換えてしまっている
・孫（息子）よりも、自分の子（元嫁）のこと優先的に考えてしまっている
・息子の意思で会いに行くまで勝手なことをするなと旧態依然な考えである

と言うところです。

万が一、また息子に強行に会いに行ったら、そのインパクト（僕にではなく息子に）があることを恐れています。
ご自身も離婚されており、色々と思うところはあられるはずです。

こっそり会いに行くしかないかなぁ～

精神的な負荷になっています

なんだかんだで、小学校は春休みに突入します。
やはり息子に会いにいけないまま、ズルズルといってしまいました。

小学1年生の彼に会えたのは、一度だけでした。

宮古島決戦まで、あと一ヶ月。

息子を心に思いつつ、挑むことになりそうです。

宮古島、今年は完走できるでしょうか